2019年2月26日火曜日

株式会社修三グループ(卓球酒場ぽん蔵) 代表取締役 中川修三氏登場。

(いんしょく)ハイパー“飲食の戦士たち”株式会社修三グループ(卓球酒場ぽん蔵) 代表取締役 中川修三氏登場

卓球が楽しめる、大人のあそび場。

スポーツBARは聞いたことがあるが、「卓球酒場」というのは、はじめて耳にした。とはいえ、調べてみると、すでに都内に5店舗あり、なかなかの人気ぶり。創業者は、1975年生まれの、中川 修三氏。今回、ご登場いただいた飲食の戦士である。
「30歳の時に、諸事情があって創業しました。私もスポーツ、特にサッカーが大好きだし、当時、スポーツBARが流行っていたんで、最初は、うちも『それでいくか』と思っていたんですが、ふと、『試合のない時はどうすんだよ』ってなって。それで、『じゃ、みんなが楽しめるのがいいじゃん』と卓球に落ち着いたんです」。
ソファーもゆったり。大人のあそび場がコンセプト。卓球だけではなく、ダーツや、TVゲームも楽しめる。もちろん、カウンターでじっくりお酒を楽しむのもありだ。
業態がユニークだからだろう。TVなどマスコミにも取り上げられている。業績も、むろん、悪くない。特に、今はアルバイトの採用も困難な時代だが、「サッカーつながりで、来てくれる」と中川氏はいう。
サッカーつながり?
「ええ、そうなんです」。
そこから今回のインタビューは、はじまった。

巨大なキーパー誕生。

中川氏が生まれたのは、1975年4月19日。出身は、杉並区西荻窪である。母方はもともと東京だが、父方は愛媛県の宇和島市だという。
「修三っていうのは、3人きょうだいの3番目だからです」。
この3人目の息子は、子どもの頃からデカかった。「いま182センチです。小学校の頃から160センチ以上あったんじゃなかったかな。もともと親父の影響で柔道をしていたんですが、小学4年の時、サッカー漫画を観て、サッカーに憧れて。ハイ、からだがデカかったので、キーパーです」。
キーパー。相手チームにとっては、巨大なカベだったことだろう。
「中学校でも、サッカーはつづけますが、ちょっと外れた道にも進んで。正直にいうと高校にも進学せず、就職したかったんです、親父も、大工で、職人でしょ。それにも影響されたのかもしれません」。
勉強がきらい。それも進学したくなかった理由である。
「そうですね。ぜんぜん、勉強しなかったですね。ただ、母に『せめて、高校は』と言われて…」。それで、高校に進学。卒業後は、東京電力のグループ会社に就職する。

社会人と、コーチと。

「そちらの会社には、合計12年、勤務するんですが、いい会社でしたね。高卒にもかかわらず、ずいぶん高く評価もしていただきました。私は、どちらかというと、社会人になってから本格的にサッカーをはじめるんですが、その点にも理解がありました」。
社会人になってから、本格的に?
「そうですね。社会人のチームでプレイするようになって。そこで、中学の教師と知り合いになり、ご縁をいただいて、中学生を指導するようになったんです」。
指導?
「そう、指導です。コーチングですね。このあと私は、都立高校のコーチなどを歴任します」。
実は、中川氏。東京電力のグループ会社に勤めていた時、労務を担当したことがある。そこで、「生涯年収を知り、愕然とした」そうだ。それも、間違いなく退職の引き金の一つ。しかし、インタビューで話を聞いている限り、お金には、あまり関心がないように思うのだが、どうなんだろう? 「お金」より、よっぽど「サッカーの指導」のほうが大事な人のように思える。

昼間はコーチに専念できるように…、卓球酒場オープン?

「在職中も、コーチはつづけていました。最初は言った通り、中学生相手です。当時、私も20歳だったので、歳がちかいからでしょう。私が、練習に顔をだすと、『お兄ちゃん、お兄ちゃん』って子どもたちが寄ってくるんです。そりゃ、楽しいですよね」。
中学時代、暴れもしたが、デカくても心優しいのが中川氏という人の本性だ。「28歳から32歳まで、都立高校の監督をするんですが、最初の2年間はサラリーマンをしながら。ただ、そうすると土日だけなんですね。だから、だんだんストレスが溜まってきて/笑」。
なんと、それで、退職。独立し、西荻窪に「卓球酒場」1号店をオープンする。
「独立っていう意味では、軽いですよね。父親からも、なんで安定した会社を辞めるんだと、ぶっ叩かれました。でも、そうしないと土日だけしか練習をみてやれない。私にとっては大問題だったんです」。
なるほど、思いはわからなくはない。しかし、独立すれば、それこそ、サッカーどころの話ではなくなる、のではないか。そんな心配はしなかったのだろうか。
・・・続き
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