2022年10月26日水曜日

株式会社鬼金棒 代表取締役 三浦正和氏登場。

in-職(いんしょく)ハイパー“飲食の戦士たち”株式会社鬼金棒 代表取締役 三浦正和氏登場。

本文より~

トッピングは金棒。

たっぷりのもやしのうえで金色にかがやくヤングコーン。このヤングコーンを金棒にみたてているそうだ。赤く彩られたスープは「カラシビ味噌」。複数の唐辛子と、和歌山のぶどう山椒、四川産花椒が「カラシビ」の素となっている。
開発者は、山椒が好きで「カラシビ」にたどりついたという株式会社鬼金棒、代表取締役、三浦正和氏。麺屋武蔵、出身。
オープンするまでをTVで取り上げられたこともあって、オープン初日より大反響。行列は今もつづき、もはや、おなじみの風景だ。2022年9月現在、国内では2店舗(カレーショップ1店有)だが、台湾や香港にも出店し(おなじく2022年9月現在、5店舗)、そちらでも行列ができている。
唐辛子の奥深い風味と辛味、山椒の鼻に抜ける爽やかさと癖になる痺れを生む「カラシビ」。たしかに、一度、食べたらやみつきになる。ちなみに、鬼金棒は「きかんぼう」と読む。
「私自身、外食の経験は長いです。祖父が月島でうなぎ店を経営していましたし、小学3年生の頃に母がもんじゃ焼きのお店をオープンします。お小遣い欲しさに、お手伝いもしていました」。
少年が「もんじゃ」を運ぶ。お客様とのコミュニケーションも、案外たのしかったのではないだろうか。
ところで月島といえば、東京の下町。人情味も、江戸っ子らしく気風がいい人が多い。ご両親の子育てはおおらか。「だめだとは言わず、なんでも自由にさせてくれた」と言っている。
サーフィンも、その一例。
じつは三浦氏、小学6年から波に乗っている。
「海水浴の時にみたサーフィンに一目ぼれです」。
むろん、月島に海はない。
「千葉の海まで、ちかくに住んでいたサーフィン好きなお兄さんに連れて行ってもらいました」。
朝の、まだ薄暗いなかボードを抱えた少年がドアを叩く。車内ではどんな会話がなされたんだろう。年齢は違ってもサーフィン仲間。大人と少年の、微笑ましい会話のシーンが思い浮かぶ。

波乗り中学生、大人になってオーストラリアに渡る。

「中学になってからはボード生活ですね。休みの日は、海で。平日は、道でスケボー(笑)。勉強ですか? ぜんぜんしてなかったですね。スポーツはなんでも好きでしたが、サーフィンがやっぱりいちばん」。
朝早くから、自転車を漕ぎ、銀座のど真ん中を走り抜ける。東京駅から列車で、千葉の海に向かう。これが中学になってからの、休みの日の日課になっていた。
海の漢らしく、日焼けで真黒。
「真黒すぎて、目立っていました」。太陽の下、夏も、冬も関係ない。沖に向かってパドリングし、いい波をキャッチしてボードに立つ。波に乗れば、自由な世界が広がる。
「海が生活の一部だったこともあって、高校を卒業してから『海洋専門学校』に進みます。卒業後は、教員として、はたらきました」。
ただ、24歳で退職している。理由は、オーストラリアに行きたかったから。
「向こうでサーフィンするのが楽しみでしたし、英語もしゃべれるようになったら格好いいだろうと思って」とのこと。
オーストラリアでは、サンシャイン・コーストやブリスベンが根城。地図でみると、オーストラリア大陸の東部。ちょうど東側につきだした格好のところにある町だ。
波は文句なし。「ただ、鮫がいますから気をつけないといけなかったですね」と笑う。
滞在したのは、ワーキングホリデーで1年半。帰国すれば25歳か、26歳。将来を思い、南十字星を仰ぎみたこともあったはずだ。

麺屋武蔵で修業開始。オリジナルラーメンでいざ、勝負。

「私の仕事の原点は、麺屋武蔵です。当時の社長にはいちばんお世話になったし、影響を受けています」。
ところで、どうしてラーメンだったのだろうか?
「飲食というのは昔からなじみがある商売です。そのなかでラーメン店をはじめることになったのは、とてもシンプルな理由からです」。
「つまり、ラーメンが大好きだったからだ」という。
ともだちをお気に入りの店に連れていくと、みんな喜んでくれたそう。その笑顔も、ラーメン職人を志した理由の一つ。
「海外、とくにオーストラリアに店をだすというのが目標でした。ただ、目標はでかいんですが、ラーメンづくりは素人です。何もわからないまま、武蔵に就職し、社長に出会います。この出会いがなければ、もちろん今の私はありません」。
ラーメン店は、未経験からでも始めやすい。ただ、重労働だ。「私は恵まれていました。社長の下で仕事をさせていただいたおかげです。武蔵は、店長によって味が変わります。それだけ自由度が高い。代わりに全面的に任せていただけるので、こちらも真剣になります」。
自走するからこそ、難しさも、喜びも経験できる。兎にも角にも、最高のステージで、三浦氏のラーメン人生がスタートする。

・・・続き

株式会社鬼金棒 代表取締役 三浦正和氏

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