2017年4月4日火曜日

株式会社楽観 代表取締役 伊東良平氏登場。

in-職(いんしょく)ハイパー“飲食の戦士たち”株式会社楽観 代表取締役 伊東良平氏登場。
本文より~

少年とキャンピング・カー。

今回ご登場いただいた株式会社楽観の代表取締役、伊東良平氏が東京都立川市に生まれたのは、1986年8月15日。
「父親は、叔父といっしょに信号機などを製造する会社を経営していました。私は一人っ子で、子どもの頃から、好きなようにさせてもらっていた気がします」。勉強でも特にうるさく言われたことがないらしい。
「うちには乗用車とは別にキャンピング・カーがあって。シーズンになると山に行ったり、海に行ったり。今思うとあの時があって、君今の私があるのかもしれません。だって東京に生まれていながら、苦手なんです。人込みとか」と言って笑う。
少年の頃、父親が運転するキャンピン・カーに乗って、伊東氏は、もう一つの旅を始めたのかもしれない。

「みんなといっしょ」は、好きじゃない。

「父親の影響かもしれませんが、子どもの頃から、とにかくモノづくりが好きでした。モノづくりの授業だけ、やたらやる気だすタイプでした。当時から『ふ・つ・う』というのがキライで。ランドセルも男なのに赤とか(笑)」。
スポーツは得意。中学はバスケットボールの選手として名を馳せた。高校からも推薦が来たそうだ。
「元来、かわり者でしょ。ふつう通り、高校に行って、大学に行く。そういうことはぜんぜん考えませんでした」。
ふつうじゃない? 「そうなんです。推薦も断って、私は、調理科のある高校に進みます。調理科がある高校は、そんなに多くありませんが、たまたま八王子に、そういう学校があってそこに迷わず進みました」。
料理がしたかった? 「料理というよりモノづくりです。もちろん、学校の授業で、毎日毎日、料理とか栄養学とかを学ぶわけでしょ。だんだん、料理に魅せられていったのも事実です」。
著名な料理人が講師として来られることも少なくなかったそうだ。
料理人は、かっこいいと思いましたか? 
「そうですね。リアルにそういう人から、話を聞くわけですから。最初に惹かれたのは、洋食です。イタリアンとか、そりゃ、かっこいいですよね(笑)」

世界、2周。料理冒険家の第一章。

伊東氏が進んだのは、「八王子実践」という私立高校だ。そう、バレーボールで有名なあの高校だ。高校を卒業した伊藤氏は、料理はアートだ」と、今度は、デザインの専門学校に進む。
「あの頃から独立はイメージしていました。ただ。ほかにもやりたいことがあって、順列をつけると、まず、それからだったんです」。
それが世界2周につながる?

「そうです。最初は、バイトをしてお金をためて、日本中を旅しました。ピースボートに乗ったのは、そのあとで22歳の時です」。人生のターニングポイントと伊藤氏が上げるのが、この1年である。
ウィキペディアによれば、ピースボートは、「国際交流を目的として設立された日本の非政府組織、もしくは、その団体が主催している船舶旅行の名称」なのだそうだ。設立されたのは、1983年。もともとは、アジアを主体にしていたそうだが、伊藤氏が乗り込んだ頃には、すでに「地球一周の船旅」を繰り返していたようだ。
「私は、コックとしてお給料をもらいながら乗船させてもらいました。コックだけで、50名。医師なども合わせれば、スタッフだけで400~500人いたんじゃないでしょうか。乗客を含めれば3000人くらいは乗れる大型船です。私がいた頃は、お客様が1500人くらいでした。その方々の朝食やディナーを50人のコックでつくるんです。私は、いちばん下のペイペイからスタートです(笑)」。
船上での料理は過酷で、船が揺れると、せっかくつくった料理も床にぶちまけられる。それだけではない。「厨房の人間関係もけっこう、過酷でしたね。50人のコックがいるといいましたが、日本人は私を入れてどれくらいだと思います? たった3~4人なんです」。
「エジプト人もいたし、インド人もいた。インドネシア人でしょ。フィリピン人。ウクライナ人…。世界の縮図ですね。コミュニケーションはむろん英語です。だから、英語もだいたい聞き取れるようになった。あれは、ためになりました」。
船内でのケンカはご法度だったそうだ。
「ケンカをすれば、レッドカードです。すぐに下船させられます(笑)。でも、日本人と違う人たちが大半なわけですよ。習慣も違うし、だいたい日本人のように勤勉な国はやっぱりないわけで。でも、腹立たしくても、なにもできない。忍耐も学習しました(笑)」。
1年間で、世界を2周。周った国はおよそ50ヵ国。いったん寄港すれば、その港に1週間近く滞在することもあったそうだ。そのたびに伊藤氏は、冒険家となり、世界の食を見て回った。
・・・続き
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